詐欺
【2024年最新】SNSで謎の美女に騙される⁉︎ママ活詐欺を徹底解説!見分け方や手口など
皆さんは、「頂き女子りりちゃん」と呼ばれる女性による、パパ活詐欺事件をご存知でしょうか?パパ活の影響を受け、「ママ活」と呼ばれる活動がSNS等で募集されるようになりました。しかし、このママ活は、お小遣いを受け取ることなく、詐欺に巻き込まれる可能性が非常に高いというのが実情です。ママ活詐欺の被害から身を守る意味でも徹底解説していきます。
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皆さんは、2024年4月22日、名古屋地裁で懲役9年の実刑判決が下された、「頂き女子りりちゃん」と呼ばれる女性による詐欺事件をご存知でしょうか?
この事件について、連日報道がなされていることで「パパ活」の実態を知ったという方も多いのではないかと思われます。
「パパ活」とは、若い女性と経済的に余裕がある中年男性が共に時間を過ごし、その対価として金銭などの援助を得ることです。
昨今、「パパ活」の影響を受け、若い男性と金銭的余裕のある年上女性による「ママ活」と呼ばれる活動がSNS(ソーシャルメディア)等で募集されるようになりました。
しかし、この「ママ活」は、「お小遣い」を受け取ることなく、詐欺に巻き込まれる可能性が非常に高いというのが実情です。
登録料や保証料といった名目でお金を騙し取られたり、個人情報を盗まれたり、クレジットカードやキャリア決済で身に覚えのない高額請求されるなど、その被害は深刻と言えます。
今回は、「ママ活詐欺」の被害から身を守る意味でも、ママ活詐欺の概要や手口、業者の見分け方など、徹底解説していきます。
SNSで増加する「ママ活詐欺」とは
一般的な「ママ活」とは、若い男性と金銭的余裕のある年上女性が食事やショッピング等で共に時間を過ごし、その対価として金銭などの援助を得ることを指します。
詐欺師は、Twitter(現X)やInstagramなどのSNSを利用し、次のような誘い文句で、高額な報酬や美人で経済的余裕のあるママとの出会いを約束して、詐欺のターゲットを募集します。
- 「高級レストランで一緒に食事するだけでお小遣いが貰える」
- 「デート1時間〇〇万円〜」
- 「紹介料・仲介料を支払えば、お金持ちのママを紹介します」
- 「LINE追加で、美人ママに即繋げます」
- 「経営者や投資家ママが多数登録するママ活サイトをご紹介」
投稿者がママ活サイトの運営者を騙る人物やスカウトのような役割を果たす人物を装ったり、「ママ」名乗る美女に扮して被害者を騙すこともあるため、SNSでの「ママ活募集」には注意が必要です。
また、「ママ活」では、年齢制限が設けられていないことから、20代の若い男性だけでなく、30〜40代の男性が被害に遭うこともあるため、注意しましょう。
ママ活詐欺の手口
こちらの章では、ママ活詐欺の手口について解説いたします。
ママ活詐欺の手口を分類すると、以下の通りです。
- 詐欺サイトへの誘導
- 紹介料または登録料のキャリア決済
- 契約保証金の要求
- クレジットカード情報の要求
- マルチ商法やネズミ講の勧誘
- 仮想通貨や株などの金融商品の勧誘
- 美人局による恫喝
- サクラや業者による有料サイトや風俗店の紹介
- デート中の逃亡
少しでも対応に違和感を感じた場合はもちろん、次にご紹介する手口と類似するものに遭遇した際には、詐欺の可能性を疑い、適切な対処を行うことが重要です。
万が一、詐欺師が指定する口座に振込をしたり、身に覚えのないキャリア決済やクレジットカードの高額請求があった場合には、早急に弁護士や警察や国民生活センターなどの専門機関に相談しましょう。
1. 詐欺サイトへの誘導
SNSなどで出会った相手に、「あまりこのアプリを開かないからメッセージに気付けない。別のサイトで連絡が取れないか?」「お金持ちママの募集が多いサイトを紹介する」と何らかの理由を付け、別のサイトでのやり取りをしたいと誘導されるのです。
紹介されたサイトに登録した場合、氏名や住所などの個人情報や登録の際に提出した身分証の情報を盗まれるほか、登録料などの名目で金銭を詐取されてしまいます。
これらの情報は、詐欺だけでなく、別の犯罪行為に悪用される可能性が高いです。
顔のわからない相手に紹介された怪しいサイトに登録しないことはもちろん、別サイトへの登録を誘導された際には、ブロックするなどして自分の身を守りましょう。
2. 紹介料または登録料のキャリア決済
具体的には、SNSなどで宣伝されている「ママ仲介活サイト」の紹介料やサイトの登録料をキャリア決済で支払えと要求されるといった手口です。
詐欺師は、「苦労せずにお金を稼ぎたい」といった心理に漬け込み、SNSなどで言葉巧みにママ活を希望する男性を集めようと試みます。
しかし、実際に「ママ仲介活サイト」を利用しても、ママを紹介されないどころか、金銭的被害を被ってしまうため、注意が必要です。
簡単に大金が手に入ると謳われるものは詐欺の可能性が非常に高いです。
安易に「ママ活仲介サイト」を利用しないよう徹底しましょう。
3. 契約保証金の要求
こちらの手口は、男性側がデートの約束を守らせるためと理由を付け、「契約保証金」と称して、女性側からお金を要求するものです。
文言はさまざまですが、実際は「保証金」を騙し取る目的で行われます。
- 「初回だけ契約保証金が〇〇万円必要」
- 「あなたを信用するために保証金を払って欲しい」
- 「保証金は約束の日に戻ってくる」
そのため、一度支払ったお金は返金されず、相手が音信不通になることも少なくないため、注意しましょう。
一般的な「ママ活」では女性が経済的援助を提供するケースが多く、男性側が金銭の支払いを行うことは考えにくいです。
あまりに都合の良い話は信用しないことに加え、第三者との支援関係はトラブルに繋がる可能性があることを踏まえ、慎重に行動しましょう。
4. クレジットカード情報の要求
こちらの手口は、次の誘い文句で、あなたのクレジットカード情報やカード本体を提供するよう要求するといった手法です。
- 「クレジットカード情報を提供すれば、利用した分だけお金を振り込む」
- 「クレジットカードを預けてくれたら、クレジットの上限を上げてあげる」
- 「クレジットカード情報を教えてくれたら、会社の経費で支払う手続ができる」
- 「ママ側の口座で引き落としになるよう変更するから、一度カードを預けて」
クレジットカードのブランド名・クレジットカード番号・クレジットカードの名義・セキュリティコード・暗証番号・第二暗証番号・(情報変更時に必要となる)秘密の暗号などを指します。
しかし、これらの機密情報を提供しても、利用した分を肩代わりしてもらえることは絶対にありません。
さらに、クレジットカードが不正利用による高額請求されるリスクや、再び詐欺に遭う可能性も考えられるため、個人情報の取り扱いには十分な注意が必要です。
万が一、クレジットカードが不正利用された場合には、速やかに該当のクレジットカード会社に連絡し、弁護士や警察などの専門機関に相談することが重要です。
5. マルチ商法やネズミ講の勧誘
ママ活の約束の場に現れた際に、マルチ商法やネズミ講の勧誘が行われるというものです。
また、ママ活相手が直接勧誘するのではなく、ネットワークビジネスなどの講習会や講演会、セミナー、勉強会などに誘われるケースも存在します。
巧みな話術で相手のペースに飲まれ、高額な商品や講習費を支払ってしまうことも少なくありません。
「簡単に儲かる話」というのはマルチ商法やネズミ講の可能性が高いです。
少しでも怪しいと感じた際には、警戒心を持ち、きっぱりと断る勇気を持ちましょう。
加入者が下位ランクの会員をねずみ算的に増やしていくことで、加入金を上回る利益を得ることを目的とするシステム(取引)のことです。法律用語で、「無限連鎖講」と呼ばれます。
商品やサービスを次々と転売しつつ、ピラミッド状に組織を拡大していくことで、紹介料が得られる販売形式を指します。「ネットワーク・ビジネス」などと呼ばれることもあります。
6. 仮想通貨や株などの金融商品の勧誘
こちらの手口は、ママ活相手の女性に、「必ず儲かる」と、架空の仮想通貨や未公開株、価値のない外国通貨などの金融商品に投資するよう勧誘されるといった手法です。
あなたを信用させるため、「(自分がお金持ちなのは)この仮想通貨を購入したから」「この未公開株に投資すれば、(私のように)稼げるようになる」との誘い文句を用いることもあります。
ママ活ではなく、金融商品を購入させることが目的であるため、代金を受け渡した後は、連絡が取れなくなってしまうため、注意が必要です。
年々、詐欺の手口は巧妙化しています。
あまりに都合の良すぎる儲け話は詐欺を疑い、即断・独断での振込みをせず、家族や警察に相談しましょう。
7. 美人局による恫喝
「美人局(つつもたせ)」とは、男女が共謀して行う恐喝または詐欺行為を指し、男性の油断に付け込む手法を指します。
女性との性行為の最中や終わった直後に、夫を騙る人物が現れ、妻と関係したと因縁を付けて金銭を要求することが特徴です。
この手口では、実際の夫婦ではなく、特殊詐欺グループの一員が関与していたり、恫喝のため複数人の強面の男性が登場するケースも存在します。
SNS等で数回しかやり取りをしていないにも関わらず、積極的に約束を取り付けようとする場合には、直接会うのを控えることをおすすめします。
8. サクラや業者による有料サイトや風俗店の紹介
Twitter(現X)やInstagramなどのSNSにおいて、ママ活を勧誘するアカウントの多くがサクラや業者である可能性が高いです。
サクラや業者は、「ママ活」を装い、有料のアダルトサイトに登録や課金、風俗店の紹介などを行います。
一般的に、ママ活を希望する男性は、金銭的に困っていたり、異性との接点を求めたり、依存心が強い傾向があります。
これらの心理を利用して、彼らを標的にして勧誘するケースが多いため、身元の不明な相手から金銭や個人情報の提供を求められた場合には、警戒しましょう。
9. デート中の逃亡
典型的な手法ではありますが、シャワーや睡眠中にお金やクレジットカード、身分証などを盗まれ、逃げられてしまうものです。
また、食事の最中にトイレに立ち、食い逃げされたり、金銭的な合意のもとホテルに行った場合にも、行為後に逃げられるといったケースも存在します。
ママ活は盗難リスクも十分に考えられるため、自分の身は自分で守るよう努めましょう。
ママ活詐欺の見分け方
詐欺の被害から身を守るためにも、こちらの章でご紹介するのは、ママ活詐欺の見分け方についてです。
ママ活詐欺を働こうとする人物やSNSアカウントにはいくつかの特徴が表れています。
ご紹介する特徴と一致した際には、直ちに連絡を取るのを中止し、金銭のやり取りをしないよう徹底しましょう。
1. 美人すぎる
詐欺師は、SNS上でママ活を装い、メッセージのやり取りを通じて、金銭を騙し取ることを目的としています。
そのため、男性が引き込まれるような魅力的な女性になりすます可能性が高いです。
また、経済的な余裕をアピールするため、ブランド物や海外旅行などの写真をSNSに投稿することもありますが、これらの画像はSNSやインターネットから無断で使用されていることがほとんどです。
Googleの画像検索の機能などを活用して、メッセージ相手について、信憑性を確認することが重要です。
2. 怪しい誘い文句と条件の不自然さ
ママ活において、「簡単に儲かる話」や「高額な報酬を約束する」など、真実味のない甘い言葉に惑わされないようにしましょう。
誰にでも当てはまる定型文を用いている場合やまだ親しくなったわけでないのに、ママ活の条件が良すぎる場合は、詐欺の可能性が高いため、警戒を怠らないよう徹底しましょう。
信頼関係を築いていないにも関わらず、あまりに好条件を提示された場合、その真意を考える必要があります。
ネズミ講やマルチ商法の勧誘や個人情報の盗難、美人局などの目的遂行のために、親切に振る舞っている可能性もあるため、十分に注意しましょう。
3. 金銭や個人情報・クレジットカード情報の要求
ママ活相手から契約保証金などの名目で金銭の支払いを要求されたり、個人情報やクレジットカードの情報を提供するよう求められた際には注意が必要です。
本来、ママ活は、若い男性と金銭的余裕のある年上女性が食事やショッピング等で共に時間を過ごし、その対価として金銭などの援助をすることを目的としています。
金銭や個人情報・クレジットカード情報の要求された場合、高確率でママ活詐欺です。
急いで振込をするように求められたり、感情的なプレッシャーをかけられる場合は、相手があなたを操作しようとしている可能性があります。
自分の意志を曲げず、冷静に行動しましょう。
ママ活詐欺に遭った場合の対処法
こちらの章では、ママ活詐欺に巻き込まれた際にはじめにやるべきことについてご紹介します。
自分がママ活詐欺に遭ったと判明した際、恐怖や不安、自責の気持ちなどによる過度なストレスで、合理的な判断ができない状態になってしまう方も多いでしょう。
しかし、これ以上被害を拡大させないためにも、一旦冷静になって対処することが重要です。
家族や友人、信頼できる第三者に相談し、一丸となって、詐欺事件の解決へ向けた一歩を進めましょう。
1. クレジットカード会社または携帯キャリアに連絡する
現在の状況を説明し、紛失・盗難の窓口などで、キャリア決済やカードの利用停止を行うことで、不正利用を事前に防ぐことも可能です。(再発行も可能です)
被害を最小限に止めるためにも、併せて、警察などの然るべき機関に通報しましょう。
2. 詐欺師に気付かれないよう、素早く証拠を確保する
弁護士や警察、国民生活センターに解決へ向け動いてもらうためには、何よりも証拠が大切です。
SNSのメッセージ機能やママ活仲介サイトでやり取りした内容など、次の情報をスクリーンショットで画像を保存したり、印刷して紙面に残しましょう。
- 詐欺師とやり取りした内容(SNSやメールなど)
- 通話記録
- 詐欺師の銀行口座と取引履歴
- 詐欺師が運営するサイトURL(ママ活仲介サイトなど)
- 詐欺師本人の情報(電話番号・メールアドレスなど)
- 詐欺師のSNSなどのアカウント情報
- 詐欺師から送付された書類
- 詐欺師から購入した商品
詐欺師は、証拠を掴まれないよう、やり取りした該当アカウントからあなたをブロックしたり、アカウントの削除・退会する可能性が高いです。
上記の情報は、被害額を取り返すための調査や報告に役立つため、詐欺が発覚した際には、早急に証拠の確保を行いましょう。
3. 詐欺師との連絡を断つ
詐欺師は、被害者からさらに金銭を奪うため、巧みな話術を用いて、連絡を続けることがあります。
特に、次の特徴に当てはまる方は、詐欺師に騙される可能性が高いと言われているため、注意しましょう。
- 仮想通貨や株などの金融商品の専門知識のない方
- 人の良さから他人の言葉をそのまま受け取ってしまう方や意思表示が苦手な人
- 不労所得で、楽に儲けたいと考えている方
- 金銭的に困っており、即金的な解決策を求めている方
- 自分は騙されないと思っている方(頭の良い人や地位の高い人、以前高い役職に就いていた人など)
自分を騙したということで、詐欺師に対して感情的になったり挑発したりすることは避け、冷静に行動することが重要です。
ママ活詐欺の被害金返還のため銀行に連絡しましょう
ママ活詐欺であることが判明し、詐欺師の指定口座にお金を振り込んでしまった場合、振込先の金融機関に設けられたヘルプデスクや相談ダイヤルに問い合わせましょう。
疑わしい銀行口座なら銀行判断で口座凍結が可能
一般社団法人 全国銀行協会では、全ての銀行へ向け、事務取扱手続を通達しています。
この通達により、振込先の銀行判断で詐欺であると確認できた該当の口座を凍結(口座への出入金の停止)させることが可能です。
詐欺師の口座が凍結されるケースについて、次の表をご覧ください。
凍結口座の残金は被害者に分配される
犯罪利用された疑いのある該当口座が一定の条件を満たすと被害回復分配金=凍結口座の残金を受け取ることが可能です。
被害回復分配金受け取りの流れ
詐欺被害者の被害回復分配金受け取りの流れについてご紹介します。
ただし、該当口座の口座残高により、受け取り金額が異なるため、被害額を全て受け取ることができるわけではありません。
重ねて、詐欺被害者が複数人いる場合、被害回復分配金は被害額に応じ、各被害者に配分されます。
ただし、詐欺師がすでに口座からお金を引き出してしまっており、口座残高が1,000円未満の場合、被害回復金は見込めないでしょう。
被害回復分配金受け取りの流れ |
1. 犯罪に利用された口座が凍結される。 |
2. 預金保険機構のホームページに該当口座の情報や口座名義人の氏名などが公開される。 |
3. 公開後、60日以内に口座名義人(=詐欺師)から「自己の権利行使」を主張する届出がない場合、預金の権利が消滅する。 |
4. 被害者からの「被害回復分配金支払申請」の受付が開始される。 |
5. 被害者は、90日の被害回復分配金支払申請の期間中に、振込先の金融機関に対して申請をする。 |
6. 金融機関が支払該当者を精査し、被害回復分配金受け取りとなる。 |
詐欺被害者が被害回復分配金を受けるための条件
詐欺の被害者が被害回復分配金を受け取るためには、次の条件を満たしている必要があります。
- 被害回復分配金支払申請を行っていること
- 指定期間中に、振込先の金融機関へ申請すること
救済を受けられないケース
現金を詐欺師に手渡しした場合、救済措置の対象から外れることにご留意ください。
重ねて、現金をレターパックなど、現金書留以外の方法で郵送した場合、郵便法違反に該当し、罰金刑または懲役刑などの罪に問われる可能性があります。
ママ活詐欺に遭った場合の相談先
こちらの章では、ママ活詐欺について相談できる機関についてもご紹介します。
万が一、被害に遭われた際には、早急に下記の窓口にて助けを求めてください。
重ねて、ご自身で詐欺であるか判断がつかない場合、即断・独断での振込みをせず、家族や友人をはじめ、信頼できる人物に相談するよう徹底しましょう。
1. 国民生活センター・消費者ホットライン
「国民生活センター」とは、消費者の権利や法律に関する情報提供や相談支援を行う、国が運営する独立行政法人を指します。
ママ活詐欺などのトラブルに遭った場合、専門の相談員が適切な対処方法や法的解決手続についてアドバイスを提供することが可能です。
犯人の連絡先が判明している場合には、間に立って連絡を取ってもらえるケースもあるなど、消費者が安心して生活できるよう、サポートデスクを開放しています。
電話での無料相談にて、さまざまなサポートを提供しているため、今後の対応について、アドバイスを仰ぐというのも一つの選択肢ではないでしょうか。
- 電話番号:03-3446-1623
- 受付時間:平日10:00~12:00、13:00~16:00
- HP:https://www.kokusen.go.jp/map/
消費者ホットライン
ママ活詐欺について、どの機関に相談すれば良いかわからない場合には、最寄りの相談先を紹介してもらえる「消費者ホットライン」に問い合わせることも可能です。
- 電話番号:188
- 受付時間:相談窓口により異なる
- 通話料金:無料
2. 金融庁「金融サービス利用者相談室」
「金融サービス利用者相談室」とは、利用者と金融機関との個別トラブルについて、相談に乗ってくれる機関です。
ママ活詐欺において、投資商品や暗号資産など金融商品に関する投資の勧誘やトラブルが生じた場合には、こちらの機関に相談しましょう。
ただし、あっせん・仲介・調停は管轄街です。
- 電話番号:0570-016811
- 受付時間:平日10:00~17:00
- HP:https://www.fsa.go.jp/opinion/
3. 警察
ママ活詐欺に遭った場合、早期解決のためにも、詐欺の被害届を提出し、警察の指示に従って被害状況を伝えましょう。
証拠の提出をする際には、ママ活詐欺に遭った流れ・被害額・詐欺師の情報・現在の状況などを明確に伝える必要があります。
- ママ活詐欺に遭った流れ
- ママ活詐欺の被害額
- 詐欺師の振込先情報
- 詐欺師が指定する口座に入金をした記録
- 詐欺師のSNS等のアカウント情報
- 詐欺師の連絡先
- 詐欺師とやり取りした内容がわかるもの
- 現在の状況
また、今後の対応について相談できるほか、状況に応じて、詐欺師への警告や検挙などの措置を行ってもらえる可能性もあります。
相談する場合には、「#9110」に問い合わせましょう。
※「110」は、すぐに警察官に駆けつけてもらいたい緊急の事件・事故などを受け付ける通報ダイヤルです。
ただし、被害金の返還手続は警察の管轄外のため、弁護士に依頼することを推奨します。
- 電話番号:#9110
- 受付時間:平日8:30~17:15(各都道府県警察本部で異なる)
- 「#9110」の紹介ページ《政府候補オンライン》:https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201309/3.htmll
4. 弁護士
ママ活詐欺を解決するにあたって、法的観点からのアドバイスが役に立つこともあります。
弁護士には、法的関連で対応可能な業務や裁判所・審理の制限がないため、相談者の状況に最も適した手段で、問題解決へ向けアプローチを行えます。
手続や書類作成をはじめ、金融機関との被害金返還交渉、被害者本人では詐欺師が応じない際にも、弁護士が代理人になることで、スムーズに詐欺事案を解決できることもあります。
また、相談者様に代わり、詐欺師ないし特殊詐欺グループに対し、損害賠償請求を行うことも可能です。
忙しい方や遠方に居住されている方でも気軽に利用できるよう、無料でLINEやフリーダイヤルでの電話相談を行っている法律事務所もあるため、これらを活用してみるのも一つの手ではないでしょうか。
法律の専門家である弁護士の知識と経験を頼りに、早期の相談により、ママ活詐欺への適切な対応策を見つけましょう。
ママ活詐欺の被害が拡大する前に弁護士へ相しましょう
1. 「最適な解決方法」で問題解決へ法的アプローチ
弁護士に相談することで、ママ活詐欺の被害に直面した際にも、問題解決へ向け、最も効果的な解決方法を見つけ、適切な法的アプローチを講じることができます。
弁護士は、法的観点から冷静に状況を分析し、客観的な視点で問題を捉え、最適な解決策を提案することが可能です。
また、弁護士は詐欺問題をはじめ、法的事案に関する業務の幅に制限がありません。
そのため、裁判が必要となった場合でも、必要書面の作成や提出をはじめ、裁判所や相手方との交渉、出廷まで、迅速かつ効果的な対応が期待できます。
特に、詐欺事案の解決を得意とする法律事務所では、経験豊富で相談実績も多いことから、相談者の頼もしいサポートとなるのではないでしょうか。
2. 被害金の返還請求手続を代理してもらえる
詐欺問題の解決に最も重要なポイントは、早期に対策を行い、スピード感を持って対処することです。
警察や消費者センターなどの専門機関は、詐欺事件の捜査や逮捕、対処方法についてのアドバイスは可能ですが、被害金の返還請求は管轄外となります。
一方で、弁護士であれば、被害金の返還請求に関する手続を請け負うことが可能です。
詐欺師とやり取りする場合、被害者本人では交渉が難航する場合でも、弁護士の交渉力が加わることで、円滑に物事を進められるのも大きなメリットではないでしょうか。
3. 刑事告訴や民事責任の追及を行う際の手続をサポートしてもらえる
詐欺師を刑事告訴する場合、その手続のプロセスをはじめ、警察や裁判所とのやり取りには、法的知識に加え、弁護士ならではの独自ノウハウが必要不可欠です。
弁護士は、法的手続や訴訟に精通しており、適切な法的戦略を立案し、返金対応を円滑に進めることができます。
また、弁護士を代理人として立てることで、内容証明の送付や警察への被害届提出、その後の対応まで一任できるなど、スムーズな問題解決はもちろんのこと、被害者の精神的負担を軽減する一助となるのではないでしょうか。
重ねて、損害賠償請求する際に必要な書類の準備や作成、相手方との交渉まで請け負ってもらえるため、相談者様の仕事やプライベートを阻害することなく、時間と手間を削減することにも繋がります。
法律の専門家である弁護士の知識と経験を頼りに、あなたにとって最適な対応策を見つけましょう。
まとめ
ここまで「ママ活詐欺」について解説しました。
本記事の要点をまとめると、以下のようになります。
- ママ活詐欺であるか見極めるためには、①美人すぎる、②怪しい誘い文句と条件の不自然さ、③金銭や個人情報・クレジットカード情報の要求があるか否かを確かめる
- 万が一、ママ活詐欺の被害に遭った場合には、①クレジットカード会社または携帯キャリアに連絡する、②詐欺師に気付かれないよう、素早く証拠を確保する、③詐欺師との連絡を絶つことを徹底する
- ママ活詐欺に遭ったと判明した際、恐怖や不安、自責の気持ちなどによる過度なストレスで、合理的な判断ができない状態になってしまう方も多いが、これ以上被害を拡大させないためにも、一旦冷静になって対処することが重要
- あまりに都合の良すぎる儲け話は詐欺を疑い、即断・独断での振込みをせず、家族や友人、信頼できる第三者に相談する
ママ活詐欺は、金銭的被害だけでなく、個人情報やキャリア決済またはクレジットカード情報が悪用され、犯罪に利用されるケースもあるなど、被害者にとって深刻な問題に発展する可能性があります。
少しでも違和感を感じた際には、1人で問題解決しようとせず、弁護士や警察など、冷静な視点で物事を客観視できる第三者に相談することを推奨します。
身近な人に打ち明けづらい場合はもちろん、これ以上被害を拡大させないためにも、警察・消費センターなどの公的機関や弁護士などの専門家に相談し、アドバイスをもらうことが詐欺被害解決への大きな一歩に繋がるのではないでしょうか。
本記事でご紹介した対策や注意点を念頭におき、自己防衛の意識を高め、今後の詐欺対策に役立てていただけたら幸いです。
※こちらの記事は、2024年5月2日時点の情報です。
お問い合わせ先
【XP法律事務所】
- 代表弁護士:今井 健仁(第二東京弁護士会)
- 所在地:〒104-0061 中央区銀座1-15-4 銀座一丁目ビル13階
- TEL:0120-239-235(詐欺問題専用番号)
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