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詐欺

偽のブランド品に騙される?海外サイトの商品が届かない?Instagramの通販詐欺を徹底解説

皆さんはInstagram上で、ハイブランド商品をはじめ、相場よりも圧倒的に安く販売しているオンラインショップを見かけたことありますか?こちらの手法は、「 Instagramの通販詐欺」と呼ばれ、近年被害者が増加している事例です。通販詐欺の被害を防止するためにも、対策をはじめ詐欺の事例や相談先など徹底解説いたします。

偽のブランド品に騙される?海外サイトの商品が届かない?Instagramの通販詐欺を徹底解説

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皆さんは「Instagram(インスタグラム)」において、「ハイブランド商品」や「人気モデルのスニーカー」、「既に完売した限定アイテム」を相場よりも圧倒的に安く販売しているオンラインショップ(オンライン上の通販サイト)や商品広告を見かけたことありますか?

高い割引率に目を奪われ、URLリンクをクリックしてしまった場合、詐欺に巻き込まれる可能性があります。

Instagramで多発しているこちらの手法は、「 Instagramの通販詐欺(ネットショッピング詐欺)」と呼ばれ、近年被害者が増加している事例です。

しかし、実際に金銭を支払った場合でも、商品が手元に届くことはほとんどありません。

商品が届いたというケースでも、配達に時間をかなりの時間を要する上に、郵送されるのは《偽物(コピー品)》です。

さらに、支払いの際に使用した「個人情報」「クレジットカード情報」不正利用されてしまう、悪質な詐欺の手口となります。

Instagramの利用者が年々増加するとともに詐欺の被害も拡大している背景を踏まえ、事前に詐欺の手口を学び、身を守るための対策を講じることが大切です。

この記事では、Instagramの通販詐欺にまつわる、次の項目を徹底解説していきます。

「Instagramの通販詐欺とは」
「Instagramの通販詐欺の流れ」
「Instagramの通販詐欺の手口や入金の口実」
「Instagramの通販詐欺を働くサイトやアカウントの特徴」
「Instagramの通販詐欺に遭わないための対策」
「Instagramの通販詐欺に遭ったらどうすればいい?」
「Instagramの通販詐欺の被害金返還について」
「Instagramの通販詐欺に遭ったらどこに連絡するの?」
「Instagramの通販詐欺を弁護士に相談するメリット

本記事がInstagramの通販詐欺についての対策を学びたい方や被害に遭ってお困りの方の一助となれば幸いです。

Instagramの通販詐欺とは

「Instagram(インスタグラム)の通販詐欺」とは、Instagramを利用し、偽物の商品を販売し、金銭を奪い取る詐欺の一種です。

近年増加している詐欺の手口として、政府やInstagramの運営会社・メタ・プラットフォームズ(通称:Meta)からも注意喚起されています。

特に、バッグや時計、スニーカをはじめとする「偽者のブランド品(ブランドのコピー商品)に対する、被害件数が増加しており、注意が必要です。

主に、海外の業者が偽物のブランド品をオンラインショップ(オンラインでの通販サイト)で取り扱っている傾向が高いですが、国内の業者海外の偽物のブランド品を扱う業者と共謀しているケースも存在します。

最近では、細かな部分まで本物のブランド品に寄せており、素人目では偽物であると見抜具ことが難しい「スーパーコピー」という偽物も登場しているのです。

この詐欺の手法が横行している理由に、次のような理由が挙げられます。

  1. Instagramは世界で10億人以上が利用する巨大なSNSプラットフォームであるため、詐欺師にとって、詐欺のターゲットを見つけやすい
  2. 写真と動画に特化した、ビジュアル重視のSNSのため、消費者の購買意欲が掻き立てられやすいことで、詐欺に巻き込まれやすい
  3. 10〜30代の若年層と女性を中心に支持されており、詐欺に利用される商品と悪い意味で相性が良い
  4. Instagramにおいてのオンラインショップ(通販サイト)の需要が年々高まっており、怪しまれることが少ない
  5. 4. に加え、在庫処分や免税価格のブランド品を取り扱うショップも増えており、格安商品やセール価格に抵抗が少なく、詐欺に気づかない

Instagramの通販詐欺における大きな特徴は、「魅力的な割引率」「相場より圧倒的に安い価格帯」です。

実際に偽物の商品を購入してしまった場合、高い確率で商品が発送されることはなく、金銭だけを奪われてしまいます。

先にご紹介した通り、「商品が手元に届いた」というケースでも、配達に時間をかなりの時間を要したり、偽物(コピー品)や低品質な商品を配送されるのです。

さらに、悪質なのは、料金の支払いに使用した「クレジットカード情報」や商品発送に使用した住所をはじめとする「個人情報」を盗み取られ、不正利用されたという被害報告がされている点。

詐欺師は、ブランド品の需要の高さや円安で気軽に高い買い物ができなくなったという社会背景を悪用し、「自分は通販詐欺に遭わない」と思っている隙のある人間を狙っているのです。

多くのユーザーが情報発信・収集をはじめ、オンラインショッピングを楽しめる場でもあるInstagramにおける通販詐欺は誰の身にも起こりうる可能性があります。

「自分は大丈夫」と油断せず、Instagramの通販詐欺の対策を講じることが大切です。

重ねて、クリスマスシーズンへ向け、家族や友人、大切な方へのギフト需要が高まることと相まって、被害件数が増加する傾向があります。

公式のオンラインショップ以外で購入する際のリスクやインスタグラムの安全な楽しみ方を知り、巧妙な詐欺の手口に注意しましょう。

Instagramの通販詐欺の流れ

こちらの章では、「 Instagramの通販詐欺」の流れや特徴についてご紹介します。

前提として、詐欺師は被害者へのニーズを上手に汲み取り、心理的に操るプロです。

オンラインショップ(オンライン上の通販サイト)は、文字通り、インターネット上に展開されたサービスのため、実物を確認できないことから詐欺であるか判断しにくい短所があります。

その上、《物欲を掻き立てる割引率》や《相場より圧倒的に安い価格帯》で消費者を惹きつけていることから、誰もが騙される確率が高い部分が難点です。

ご自身の身を詐欺師の手から守るためにも、オンラインショップで購入する際には、公式サイトを利用することが賢明ではないでしょうか。

また、家族や友人、信頼できる方と共有し、注意喚起し合うことで詐欺の被害を未然に防具ことが重要です。

  1. 商品の宣伝: Instagramのフィード投稿やストーリーズ、広告を用いて、偽物の商品を格安で宣伝する。
  2. 宣伝に反応する / 連絡が来る:①対象者(被害者)が詐欺師の宣伝に誘導され、オンラインショップ(通販サイト)を訪れる。②詐欺師が対象者に、直接メッセージを送ることもある。商品の詳細や価格、支払い方法をDM(ダイレクトメッセージ)でやり取りする。
  3. 取引の開始入金の要求:顧客が商品を注文した場合、詐欺師は事前支払いを求める。支払い方法は、「クレジットカード」を指定されるケースが多い。PayPayなどの「キャッシュレス決済サービス」や「銀行振込」、Amazonギフト券などの「商品券」などの方法を指定されることもある。
  4. 詐欺の発覚:支払いをした場合、商品が手元に届くことなく、お金を持ち逃げし、連絡が取れなくなる。実際に手元に届いたケースでも、偽物や低品質の商品が配送される。
  5. 補足:①Instagramにおいて、詐欺が疑われるアカウントは、即座に削除する傾向が高いため、注意。②LINEやフリーメールに移行するよう誘導されることもある。

Instagramの通販詐欺の手口や入金の口実

「Instagramの通販詐欺」において、詐欺師は対象者(被害者)から金銭を騙し取るため、さまざまな口実を用いてきます。

事前に詐欺の手口を学び、詐欺の被害から大切な資産を守るためにも、代表的な入金口実を5つご紹介します。

万が一詐欺師の指示に従って振込をしてしまった際には、早急に警察などの専門機関に相談しましょう。

1. 安価で販売する本物に寄せた偽の商品

「Instagramの通販詐欺」のおいて、最も主流な手口の一つに、ブランド品や人気商品、完売した商品などを《相場よりもかなり安く販売する》手法が挙げられます。

詐欺師は、 Instagramのフィード投稿やストーリーズ、広告を用いて、偽物の商品を格安で宣伝することで、DM(ダイレクトメッセージ)でのコンタクトを促したり、詐欺サイトに誘導するのです。

こちらの手口では、次のような手法を用いて、対象者(被害者)を騙します。

特に、写真やスクリーンショットは使いまわされていることがほとんどですので、購入の際にはしっかりと熟考することが肝心です。

  • 本物の商品の写真を商品紹介の写真に使用し、本物の商品であるかのように偽る
  • 本物の実店舗で撮影された写真・実在する店舗の店員とのやり取りのスクリーンショットを提示する
  • 本物の商品に付属するギャランティカード(正規店舗で販売されているブランド品の品質を保証する証明書)や実際に購入した際に付随するレシートを見せ、信用させる
  • 投資家やお金持ち、つまりお金に余裕がある華やかな生活を送っていると謳い、対象者に信頼感を与えることで、購入を促す
  • 人気のインフルエンサーやセレブリティの写真を無断使用し、購買意欲を高め、詐欺を働く。

2. 本物に見せかけた偽のオンラインショップ

《本物に見せかけた偽のオンラインショップを運用し、対象者(被害者)を騙す》手口にも警戒しましょう。

詐欺師は、実在するブランド名やロゴ、商品写真を使用することで、信頼を勝ち取ろうと目論むのです。

本物をコピー&ペーストしたように、精巧に作り込んだ偽のオンラインショップも増加しており、本物のブランドではないかと騙された対象者は、金銭だけを持ち逃げされてしまうといった手法です。

先にご紹介した通り、実際に商品が届いた場合でも、偽物であったり、粗悪な商品であることがほとんどのため、多くの不利益を被ってしまいます。

後ほどご紹介する、詐欺を働くInstagramアカウントの特徴を参考に、公式オンラインショップ以外での買い物は慎重になるよう心掛けましょう。

3. 事前支払いを指定し、金銭を持ち逃げする

商品購入の際に、《事前払い(前払い)を指定》された場合、詐欺の可能性を疑いましょう。

この手法では、事前払いされた金銭を奪い取り、商品を送らないか、偽物または低品質の商品を発送し、音信不通になってしまうことが一般的です。

また、この手口の特徴の一つに、支払い方法を指定することが挙げられます。

主に「クレジットカード払い」または「銀行振込」一択である傾向が高いです。

本来、オンラインショップを運営する際には、消費者の利便性を重視し、さまざまな支払い方法を提供します。

それに反して、支払い方法を限定するということの意味を考えると、偽物商品の購入に対して、警戒することが詐欺の被害から身を守ることに繋がるのではないでしょうか。

4. 評価やレビューを偽る

詐欺師は、詐欺師が運営する商品購入元の偽のサイトやクチコミサイトにおいて、《自作自演の評価やレビューを作成》して、信頼性を高めようとします。

このケースでは、サービスに比例しない高評価がされていたり、商品を絶賛するようなレビュー(クチコミ)を書き込むことで、対象者(被害者)に対し、購入を促すのです。

特に、詐欺師が運営する商品購入元の偽サイトの場合、実際の消費者の評価詐欺師が不利益を被るようなレビュー(詐欺の注意喚起など)は削除してしまう傾向にあります。

詐欺に騙された人の本当の声やそのサイトが詐欺が疑われるものなのかを見極めたい場合は、外部から情報を操作できないような信頼できるクチコミサイトやインターネットで検索することが大切です。

自分自身の手で商品の価値を確かめることで、詐欺の被害を最小限に留める大きなサポートにもなるのではないでしょうか。

5. 個人情報の不正利用

《購入者のクレジットカード情報や個人情報を収集・不正利用》を目的に、偽物の商品を安価で販売する詐欺の手口にも用心しましょう。

万が一、詐欺師にクレジットカード情報や個人情報を提供してしまった場合、闇サイトで売買され、新たな詐欺のターゲットとして狙われてしまうこともあるのです。

さらに、不正にクレジットカードを用いて多額の買い物をされてしまうなど、二次被害もさまざまなサイトで注意喚起されています。

繰り返し申し上げますが、公式のオンラインショップを利用するということを徹底するとともに、大切な個人情報の扱いには、万全の注意を払いましょう。

Instagramの通販詐欺に遭いやすい人

こちらの章では、Instagramの通販詐欺に遭いやすい人の特徴についてご紹介します。

誰もが詐欺に巻き込まれる可能性があるため、次の条件に少しでも当てはまるなと感じた方は、事前に意識することが重要です。

「Instagramの通販詐欺」に遭いやすい人の特徴詳しい内容
「限定品」「希少性」「特別感」を好んだり、大切にしている方■ 「フランス限定モデル」「限定50足」「贔屓客しか手に入れられない」「100万円の商品」など、限定・レア感・特別感に魅力を感じる方は、衝動的に偽物の商品を購入してしまう傾向が高い
「セール」「割引」「格安」などお金の使い方にこだわりのある方■ 普段からお金の使い方にシビアな方は、元値より安くお目当ての商品を購入できることで、相場より安価な偽物の商品に飛びついてしまう可能性がある
Instagramに慣れ親しんでおり、商品購入することに抵抗がない方■ 普段からInstagram上のプラットフォームでオンラインショッピングを行っている方は、偽物と判断せず、抵抗なく商品購入をしてしまうケースが多い
情報収集を怠ってしまう方詐欺師のの話を鵜呑みにして、情報収集に対し、手を抜いてしまう方は注意 

■ SNSで同じ詐欺師による「Instagramの通販詐欺」に対する注意喚起被害報告を発信している方を見落としているかもしれない
人の話をそのまま信じたり、見たままの解釈で行動してしまう方■ 「この商品は本物ですよ」という詐欺師の言葉や取引時に用いられる写真を根拠に相手を信じてしまう

■ Instagramというある意味、非日常を投稿する場において、写真のまま=見たままの状態を信用してしまうのは危険
自分は詐欺に遭わない油断している方■ 詐欺に遭わないだろうと油断していると詐欺を見逃してしまう可能性に注意

■ 詐欺師の嘘を見破ってやろうと話を聞いてしまったり、矛盾点を突こうとメッセージのやり取りをすることで逆に利用されてしまう
プライドが高く、誰かに相談することに抵抗がある方■ 周りに相談するのが恥ずかしいといった場合、詐欺であるか第三者に判断してもらう前に入金してしまう

■ 被害額を取り戻そうと再度入金してしまうなど、プライドが高いという盲点を詐欺師にコントロールされやすい

Instagramの通販詐欺を働くサイトやアカウントの特徴

「Instagramの通販詐欺」を未然に防ぐためにも、詐欺師の特徴や見分け方を事前に学ぶことは大切なポイントです。

こちらの章では、詐欺師の特徴について、代表的な5点をご紹介します。

家族や友人、信頼できる方と共有・注意喚起し合うことで、チケット詐欺の被害を未然に防ぎましょう。

1. 極端に価格が安すぎるサイト

相場や定価より圧倒的に安い価格帯でブランド品が販売しているサイトは「Instagramの通販詐欺」の可能性があります。

ブランド品や人気商品、限定モデルを《相場の半額以下》《80〜90%割引》など、非現実的な価格帯で販売している場合、商品を購入しても良いのか、もう一度考え直すことが適切な判断ではないでしょうか。

2. サイト内に販売者の名前・住所・電話番号の記載がない

オンラインショップのウェブサイトに、《販売者の名前・住所・電話番号》の記載がない際には、詐欺師がそのサイトを運営している傾向が高いです。

「特定商取引法」では、《販売者の名前・住所・電話番号》を記載することが義務付けられています。

サイトに上記の情報が記載されていた場合でも、外国の住所やデタラメな住所(北海道新宿市など)をはじめ、フリーダイヤル(0120)の電話番号であるケースが多いため、注意しましょう。

3. サイトのURLが不自然である

詐欺師が運営するオンラインショップのウェブサイトのURLにはさまざまな特徴が見られます。

購入手続前に次のような項目をチェックしましょう。

  • アドレスバーの左端鍵マーク(南京錠)がない:個人情報の暗号化処理をしている証明がない
  • 公式サイトのURLと若干の差異がある:o→0、l→1など
  • URLの末尾が見慣れないドメイン:「.xyz」「.bid」「.top」など

4. サイト内の日本語や言葉の言い回しが不自然

オンラインショップのウェブサイト内の日本語言葉の言い回し不自然な場合、海外の詐欺業者が運営していることを疑う必要があります。

翻訳機能を使用したような文法文体が異なる他、日本では使用しない漢字が使用されている場合には、警戒しましょう。

  • 「365天受付」「お买得商品」「正規品補償早い者胜ち」
  • 「貴様」「お前」
  • 「送料無料!3日か7日届けます!」「旬なブランドは取り揃えているます」

上記のような特徴が表れているオンラインショップで、クレジットカード情報を入力したり、個人情報を提供することは、一旦冷静になり再検討することが大切です。

5. アカウントのフォロワー数は多いのに、いいね数が少ない

フォロワーといいねの数が見合っていないInstagramのアカウントで商品販売している場合、 詐欺師が運用している確率が非常に高いです。

フォロワー数が多いにも関わらず、投稿に対するいいねやコメントが極端に少ない際には、フォロワーが詐欺師同士で偽造したり、購入されていることを示唆しています。

重ねて、「フォロワー数に対し、投稿数が少ないケース」をはじめ、「フォロワーに全く運用されていない(フィード投稿されていない)アカウントが多い」点も確認したいポイントの一つです。

Instagramの通販詐欺に遭わないための対策

こちらの章では「Instagramの通販詐欺」に遭わないための防犯対策について、4つご紹介します。

特別なことではなくても、すぐにでも試すことのできる防犯対策を講じることで、詐欺の被害から身を守ることに繋がるでしょう。

1. 住所や電話番号を検索する

Instagramの通販詐欺に遭わないためにも、住所や電話番号を検索しましょう。

販売者の住所がオンラインショップのウェブサイトに記載されている場合、地図アプリを使用し、その住所の記載通りに実在するかどうかを確認しましょう。

詐欺サイトである場合、販売者とは無関係の店舗であったり、森や畑、一般人の自宅であるケースが多い印象です。

電話番号に関しても、公式な事業者や連絡先情報と一致するか、販売者の電話番号をインターネットで検索しましょう。

詐欺を疑われる業者リストに掲載されていたり、他の被害者から注意喚起されている場合、直ちに購入を中止してください。

2. 詐欺が疑われるオンラインショップのURLリンクを検索する

Instagram上のオンラインショップで商品を購入する場合には、オンラインショップのURLリンクを検索することが大切です。

一般財団法人日本サイバー犯罪対策センター(JC3)では、偽ショッピングサイト情報を確認できるサービス「SAGICHECK」を提供しています。

実際に偽物の商品に金銭を支払ってしまう前に、Instagram上のオンラインサイトのURLを検索し、ウェブサイトの危険性の有無をチェックしましょう。

https://sagicheck.jp/

3. URLリンクが「https://」からはじまり、鍵のマークがついている

Instagramのオンラインショップを利用する際には、可能な限り、URLリンクが「https://」からはじまり、左端に鍵のマーク(SSLサーバー証明書)があるウェブサイトを利用しましょう。

URLリンクに表示される鍵マークは、SSLサーバー証明書と呼ばれ、信頼性が担保された「認証局」によって発行された電子証明書です。

個人情報やクレジットカード情報を入力する前に、これらの情報を確認することで、詐欺の被害から身を守ることに繋がります。

Instagramの通販詐欺に遭ったらどうすればいい?

こちらの章では「Instagramの通販詐欺」に遭ったらはじめにやるべきことについて、ご紹介します。

前提として、「詐欺行為」は罰せられるべき犯罪です。

実際に入金する前に信頼できる人間に相談したり、トラブルに巻き込まれた場合には、詐欺の相談窓口最寄りの警察へ助けを求めることで、被害の拡大を防止することに繋がります。 

1. 素早く証拠を確保する

「Instagramの通販詐欺」の被害金額を取り返すためにも、素早く証拠の確保を行いましょう。

弁護士や警察、国民生活センターに解決するよう動いてもらうためには、何より証拠が大切です。

次の情報を迅速に確保しましょう。

「Instagramの通販詐欺」に遭った流れ
詐欺師とのInstagramのDMや他のメッセージツールでやり取りした記録
詐欺の取引日時
被害額
詐欺師の口座への取引履歴(店番号・口座番号・氏名など))
詐欺師の情報(電話番号やメールアドレス、顔写真など)
詐欺師のInstagramアカウント情報
詐欺師が運営するオンラインショップ情報

2. 冷静になり、これ以上個人情報や金銭の譲渡はしない

「Instagramの通販詐欺」に遭った場合、購入した商品の支払額損を取り返そうと、詐欺師の要求に従い、追加の入金に応じてしまう方もいらっしゃいます。

しかしながら、実際に入金(振込)しても、連絡が途絶えてしまうことがほとんどです。

まずは、冷静になり、起きてしまった出来事を客観視することが重要です。

怒りや焦りといった感情が支配すると、適切な対応ができなくなる可能性があります。

被害を大きくしないためにも、法律のプロである弁護士に相談し、今後の行動についてアドバイスをもらいましょう。

3. 詐欺師と連絡を取ろうとしない

詐欺師は、巧妙に被害者を騙すために連絡を続けるかもしれませんが、一切の応答をせず、メッセージをブロックするなどの対策を取ることが賢明です。

自分を騙したということで、詐欺師に対し、「返金してほしい」「弁護士や警察に相談する」と、感情的になったり挑発したりすることは避け、冷静に行動しましょう。

また、被害金返還のためにも、相手に詐欺に気づいたことを知られないことが重要です。

特に、Instagramという気軽にアカウント作成・削除ができるツールでやり取りした場合は、早期に詐欺師のアカウントを削除・ブロックされる可能性が高いため、慎重になる必要があります。

相手に気づかれないよう証拠を確保した後、そっとフェードアウトして、返金に向けた準備を進めましょう。

Instagramの通販詐欺の被害金返還のため銀行に連絡しましょう

「Instagram広告詐欺」であることが判明し、詐欺師の指定口座にお金を振り込んでしまった場合、振込先の金融機関に設けられたヘルプデスクや相談ダイヤルに問い合わせるのが一般的です。

被害金申請所の申請をはじめ、本人確認書類や振込を確認できる資料を用意します。

疑わしい銀行口座なら銀行判断で口座凍結が可能

一般社団法人 全国銀行協会では、全ての銀行へ向け、「事務取扱手続」を通達しています。

この通達により、【振込先の銀行判断で詐欺であると確認できた該当の口座】を凍結(口座への出入金の停止)させることが可能です。

詐欺師の口座が凍結されるケースについて、次の表をご覧ください。

凍結口座の残金は被害者に分配される

犯罪利用された疑いのある該当口座が一定の条件を満たすと【被害回復分配金】=凍結口座の残金を受け取ることが可能です。

被害回復分配金受け取りの流れ

詐欺被害者の【被害回復分配金】受け取りの流れについてご紹介します。

ただし、該当口座の口座残高により、受け取り金額が異なるため、被害額を全て受け取ることができるわけではありません。

重ねて、詐欺被害者が複数人いる場合、【被害回復分配金】は被害額に応じ、各被害者に配分されます。

ただし、詐欺師がすでに口座からお金を引き出してしまっており、口座残高が1,000円未満の場合、被害回復金は見込めないでしょう。

被害回復分配金受け取りの流れ
1. 犯罪に利用された口座が凍結される。
2. 預金保険機構のホームページに該当口座の情報や口座名義人の氏名などが公開される。
3. 公開後、60日以内に口座名義人(=詐欺師)から「自己の権利行使」を主張する届出がない場合、預金の権利が消滅する。
4. 被害者からの「被害回復分配金支払申請」の受付が開始される。
5. 被害者は、90日の被害回復分配金支払申請の期間中に、振込先の金融機関に対して申請をする。
6. 金融機関が支払該当者を精査し、被害回復分配金受け取りとなる。

詐欺被害者が被害回復分配金を受けるための条件

詐欺被害者が【被害回復分配金】を受け取るためには、次の条件を満たしている必要があります。

  • 【被害回復分配金支払申請】を行っていること
  • 指定期間中に、振込先の金融機関へ申請すること

救済を受けられないケース

現金を詐欺師に【手渡し】した場合、救済措置の対象から外れるため、ご注意ください。

重ねて、現金をレターパックなど、現金書留以外の方法で郵送した場合、【郵便法違反】に該当し、罰金刑または懲役刑などの罪に問われる可能性があります。

Instagramの通販詐欺に遭ったらどこに連絡するの?

こちらの章では、「Instagramの通販詐欺」について相談できる機関についてもご紹介します。

万が一トラブルに巻き込まれた際には、早急に下記の窓口にて助けを求めてください。

重ねて、ご自身で詐欺であるか判断がつかない場合、実際に振込をする前に、家族や友人、信頼できる人物に相談するよう心掛けましょう。

1. 国民生活センター・消費者ホットライン

「国民生活センター」とは、国が運営する【消費者のための独立行政法人】です。

消費者のための情報提供や調査・研究、消費者トラブルに関して法的解決手続も行っており、専門の相談員からアドバイスをもらえます。

「Instagramの通販詐欺」の被害に遭った場合、専門の相談員から【適切な対処方法】についてアドバイスがもらえたり、犯人の連絡先が判明している場合には、間に立って連絡を取ってもらえることも。

国民生活センターでは、【電話での無料相談】も可能なため、今後の対応について、アドバイスを仰ぐのも一つの選択肢ではないでしょうか。

消費者ホットライン

「Instagramの通販詐欺」について、どの機関に相談すれば良いかわからない場合、最寄りの相談先を紹介してもらえる消費者ホットラインに問い合わせましょう。

地方公共団体が設置している、消費生活センターや消費生活相談窓口を紹介してもらえます。

  • 電話番号:188
  • 受付時間:相談窓口により異なる
  • 通話料金:無料

2. 警察

「Instagramの通販詐欺」において、偽物の商品を本物と偽って、購入者を騙した場合、「詐欺罪」に該当し、10年以下の懲役が科せられる《犯罪行為》です。

さらに、偽物の商品の販売を行うと、次のような罪に問われる可能性があります。

名称罰則
1.「知的財産権」の侵害■ 10年以下の懲役もしくは1000万円以下の罰金、またはその両方
2.「商標権」の侵害■ 10年以下の懲役及び1000万円以下の罰金、またはその両方
3.「意匠権」の侵害■ 10年以下の懲役及び1000万円以下の罰金、またはその両方
4.「関税法」違反■ 10年以下の懲役もしくは1000万円以下の罰金、またはその両方
5.「不正競争防止法」違反■ 5年以下の懲役もしくは500万円以下の罰金、またはその両方
■ 法人の場合は最大で3億円以下の罰金が科される可能性有り

実際に被害に遭った場合や詐欺と思しき事柄を発見された場合には、警察に相談することを躊躇せず、冷静に次の情報を伝えましょう。

「Instagramの通販詐欺」に遭った流れ
被害額
銀行口座やPayPayなどの振込先情報(店番号・口座番号・氏名など)
入金をした記録
詐欺師の情報(メールアドレスや電話番号などの連絡先など)
詐欺師または詐欺業者が所有するInstagramのアカウント情報
やり取りした内容がわかるもの
現在の状況

相談する際には、「#9110」に問い合わせましょう。

詐欺被害を的確に報告することで、相談内容に準じて、今度の対応や助言、詐欺師への警告・検挙などの措置を行ってもらえます。

重ねて、実際に警察署へ行かれる際には、日付URLが紙面に残るため、上記のような証拠資料をプリントアウトして、紙の状態で持参しましょう。

ただし、被害金の返還手続は管轄外のため、弁護士に依頼することを推奨します。

※「110」は、すぐに警察官に駆けつけてもらいたい緊急の事件・事故などを受け付ける通報ダイヤルです。

3. 弁護士

「Instagramの通販詐欺」に遭い返金を求める場合、法的観点からのアドバイスが役に立つこともあります。

弁護士には、【法的関連で対応可能な業務や裁判所・審理の制限がない】ため、相談者の状況に最も適した手段で問題解決へ向けてアプローチすることが可能です。

煩雑な手続や書類作成を代行してもらえたり、金融機関との交渉被害者本人では詐欺師が応じない場合も、代理人として介入することでスムーズに借金問題を解決できたりすることもあります。

直接出向かなくても、LINEやフリーダイヤルでの電話相談を無料で受けてくれる法律事務所もありますので、活用してみるのも一つの手ではないでしょうか。

法律の専門家である弁護士の知識と経験を頼りに、「Instagramの通販詐欺」への適切な対応策を見つけましょう。

Instagramの通販詐欺の被害が拡大する前に弁護士へ相談しましょう

1. 「最適な解決方法」で問題解決へアプローチ

弁護士に相談することで、【法的観点から相談者の状況に最も適した解決方法を提案】してもらうことが可能です。

法律のプロに冷静に現在の問題点を分析してもらい、今後の対処法についてアドバイスをもらいましょう。

重ねて、先にご紹介した通り、弁護士には、詐欺事案に関する業務の幅に制限はありません

従って、トラブルが裁判へ発展した場合にも、迅速で能率的な対応を行うことが可能です。

相談者ごとに合わせた対策を講じることで、「チケット詐欺」の解決へ向け、【効率的なアプローチ】を行えます。

特に、詐欺事案の解決を強みにしている法律事務所であれば、経験豊富相談実績も多く、相談者の頼もしいサポートとなることでしょう。

2. 被害金の返還請求手続を代理してもらえる

詐欺師から返金を求める場合、つまり詐欺問題解決には、スピード感を持って対処することが最も重要なポイントです。

しかし、警察や消費者センターでは、具体的な返金対応は望めず、限られた範囲内でのサポートとなります。

これらの機関は、詐欺事件の捜査や犯人の逮捕、適切な対処方法についてのアドバイスは可能ですが、被害金の返還請求は管轄外であるためです。

一方で、弁護士は、専門知識を要する【被害金の返還請求を請け負うことが可能】です。

詐欺師とやり取りする場合、弁護士の交渉力が加わることで、円滑に物事を進められるのも大きなメリットではないでしょうか。

3. 刑事告訴の手続をサポートしてもらえる

「Instagramの広告詐欺」の詐欺師を刑事告訴する場合、その手続や警察とのやり取りには、法的知識はもちろんのこと、【独自のノウハウ】が必要不可欠です。

弁護士に依頼することで、内容証明の送付警察への被害届提出、その後の対応まで一任できるなど、【スムーズな問題解決】【精神的負担を軽減する】一助となるのではないでしょうか。

さらに、刑事告訴する際の必要な書類の準備作成まで請け負ってもらえるため、相談者の時間と手間を削減することにも繋がります。

法律の専門家である弁護士の知識と経験を頼りに、あなたにとって最適な対応策を見つけましょう。

まとめ

いかがでしたか?

ここまで、「Instagramの通販詐欺」について解説しました。

詐欺の被害を未然に防ぐためにも、次の3点を念頭に入れておく必要があります。

  • Instagram上のオンラインショップのサイト内に記載された住所や電話番号を検索する
  • 詐欺が疑われるInstagramのオンラインショップのURLリンクを検索する
  • URLリンクが「https://」からはじまり、鍵のマークがついている

重ねて、「Instagramの通販詐欺」の詐欺師は、購入者の「限定品」「希少性」「特別感」を逆手に取り、その心理を利用します。

Instagram上のオンラインショップで買い物をするにあたって、少しでも違和感を感じた場合には、購入について考え直すことが賢明ではないでしょうか。

また、詐欺であるか判断が難しい場合には、周囲の人間がアドバイスしたり、本人が少しでも違和感を感じた際には、1人で問題解決しようとせず、第三者に相談することをおすすめします。

身近な人に打ち明けづらい場合はもちろん、これ以上被害を拡大させないためにも、警察・消費センターなどの公的機関弁護士などの専門家に相談し、アドバイスをもらうことが、詐欺被害解決への多いな一歩に繋がるのではないでしょうか。

※こちらの記事は、2023年10月4日時点の情報です。

お問い合わせ先

【XP法律事務所】

  • 代表弁護士:今井 健仁(第二東京弁護士会)
  • 所在地:〒104-0061 中央区銀座1-15-4 銀座一丁目ビル13階
  • TEL:0120-239-235(詐欺問題専用番号)
  • ホームページ:https://sagihigai-henkinsoudan.jp/illust02/02/g/lad/

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