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【2023年最新】Instagramの副業詐欺を徹底解説!弁護士が身を守るための対策や詐欺被害解決策をご紹介

皆さんは、Instagramのダイレクトメッセージで副業話を持ちかけられた経験はありますか? 「コロナ禍でリモートワーカーが増えたことで実際に副業をはじめた方も増えた」などと、メディアで紹介され、副業に興味を抱いた方も少なくないのではないでしょうか。

【2023年最新】Instagramの副業詐欺を徹底解説!弁護士が身を守るための対策や詐欺被害解決策をご紹介

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皆さんは、Instagramのダイレクトメッセージで副業話を持ちかけられた経験はありますか?

「コロナ禍でリモートワーカーが増えたことで実際に副業をはじめた方も増えた」などと、メディアで紹介され、副業に興味を抱いた方も少なくないのではないでしょうか。

「収入を増やせる」「キャリアの可能性やスキルの幅を広げられる」「起業に繋がる」などポジティブな理由で注目される一方で、その心理に漬け込み、お金を騙し取られてしまう詐欺事例が報告されているのも現実です。

その理由に、Instagramというアプリの特性上、顔や名前を出して発信していることから、相手を信用してしまい、副業詐欺に巻き込まれてしまうことが挙げられます。

本記事では、Instagramの副業詐欺とは何か副業詐欺の特徴副業詐欺の事例・副業詐欺を未然に防ぐための対策・被害に遭った場合の対応・相談先など、わかりやすく解説していきます。

この記事が、Instagram副業投資詐欺についての対策を学びたい方や被害に遭ってお困りの方の一助となれば幸いです。

Instagram副業詐欺とは

「Instagram副業詐欺」とは、人気SNSアプリ・Instagramのダイレクトメッセージ機能を通して、副業話を持ちかけ、副業にまつわるさまざまな理由で被害者を騙し、お金を騙し取る詐欺のことです。

主に次の4点を口実に金銭の送金を求められます。

  1. 副業をはじめるにあたっての初期費用《情報商材・講習料(レクチャー料)・講習の教材費・開設費・登録料など》
  2. 投資
  3. ネットショップ運営
  4. 偽の副業求人サイトに登録

重ねて、副業する際に必要であると謳い、口座番号やクレジットカードなどの個人情報を入力させる治安も報告されています。

個人情報を詐欺師に渡してしまった場合、それらの重要情報を売買させたり、クレジットカードを不正利用され、お金を巻き取られるケースもあるようです。

被害者層は、Instagramのアクティブユーザーかつ貯蓄傾向の高い大学生から20代の社会人をはじめ、30代・40代の働き世代、将来へ向け貯蓄を考える子育て世代、外部との交流を制限される専業主婦など多岐に渡ります。

一般的なInstagramにおける副業詐欺の流れは、下記の通りです。

  1. InstagramのDMを通して、対象者(詐欺被害者)に接近する。
  2. 副業に関するうまい儲け話をしたり、時には美男美女に扮し、副業サイトへの登録を促すなど、メッセージ機能を通して仕込みを行う。※ 信用させるため、初期段階では実際に儲けさせることもある。
  3. 何らかの理由を付けて、対象者に送金させる。
  4. 騙されて入金すると音信不通になる。※ 場合によっては、出金費用・解約費用を要求することも。

重ねて、副業の儲け話に乗せられ、説明会などの対面イベントに参加してしまうと、契約を確約されてしまうことが多い傾向にあるため、お気をつけください。(契約内容を誤魔化すため、契約書などの書類をもらえないことも)

実際に会ったことのない相手から「絶対に儲かる」など、怪しい勧誘を受けた場合は、連絡を無視したり、きっぱりと誘いを断ることが重要です。

被害が大きくなる前に、弁護士をはじめとした詐欺の相談窓口や最寄りの警察へ助けを求めましょう。

Instagramの副業詐欺でよくある口実

先ほどご紹介した通り、Instagramにおける副業詐欺において、詐欺師が対象者(詐欺被害者)に送金させる代表的な口実を4点ご紹介します。

前提として、本当に儲かる副業であれば、他人に教える必要がありません。

少しでも違和感を感じたり、同じような口実で送金を求められた場合は、こちらの記事を思い出してください。

1. 高額な情報商材・講習費・教材費(レクチャー)の請求

副業をはじめるにあたって、今まで触れたことのない分野に触れる初心者や経験のある分野について深く学びたいと考えている方が注意しなければならないのは、「学びたい分野の情報商材費などの教材費・講習費(レクチャー費)」です。

詐欺師は「この情報商材を購入すれば/この講習に参加すれば、必ず儲かる」などの謳い文句で、高額な教材費や入会金、講習料などを要求してきます。

しかしながら、高いお金を支払ったとしても、本当に学びがあるかと言われれば、そうではないのです。

多くのケースで、インターネットで検索すれば上位にヒットするような基礎中の基礎情報のみを提供されたりと、一歩踏み入った情報や副業のコツ、特別な裏技を教えてくれるわけではありません。

よくあるケースに、次の事例が挙げられます。

  • 高額な講習料を払わされた上に、さらに高額な契約を勧められたが、価値に見合わない非常に内容の薄いものだった
  • 高額な情報商材を購入させられたはいいものの、約束のサポートがない・カスタマーサポートが存在しないまたは音信不通
  • 高額な情報商材を購入したが、実はマルチ商法で、自らも勧誘者となり、紹介料報酬を得ることを強制させられた
  • 情報商材を購入したが、内容が説明と異なるかつ全く儲からない

また、初心者でも成果をすぐに出せるというわけではありませんので、高い授業料を払う前に一歩踏みとどまる必要があるのではないでしょうか。

2. 投資話を持ちかけて高額請求する

「必ず儲かる副業がある」と対象者(被害者)に近づき、投資話を持ちかけられるケースも増加しています。

詐欺師は、対象者にお金を振り込ませることが目的なため、あらゆる手段を用いてくるのです。

よくある詐欺師の入金口実に、次のようなものが挙げられます。

  • 銀行残高・投資ツールの出入金表など、不正利用や偽造された画像を見せることで、対象者を安心させる手法
  • 美男美女(外国人だと偽ることも)に扮して、恋愛感情を抱かせるような甘い言葉で対象者を騙し、金銭を送金させる手法
  • 煌びやかで複数の国をまたいだ生活をしている成功者・お金持ちであると偽装し、対象者に羨望の気持ちを抱かせ、入金させる手法
  • 「投資のプロを紹介する」「信頼している知人がいるから安心して欲しい」と上手い言葉を掛けて、投資をはじめさせようとする手法

また、投資で利益が出た分を出金するための手数料・所得税、という形で金銭を要求されることもあるので注意してください。

特に、投資型のやり口は対象者に信用させるため、初めは実際に利益分を入金する場合が多い傾向にあります。

まずは、見たことのない投資アプリやサイトを信用しないことに加え、クリックやインストールすることで、スマートフォンやパソコン端末がウイルス感染する可能性も念頭に入れると良いでしょう。

重ねて、投資を始める場合、あなたの大切な資産が元手になるため、サービスについてきちんと調べることが大切です。

3. ネットショップを運営させて金銭を騙し取る

インターネットショップの運営を謳う副業も、Instagramにおける副業詐欺の一つです。

インターネットショップとは、インターネット上のホームページで商品を販売するショッピングサイト(ECサイト)を指します。

インターネットが発達したことにより、「月に数十万円儲かる」といった文言で、インターネットショップの運営のために、一括で全額初期費用を支払わせるが、全く利益が出ないという詐欺が多発しているのです。

昨今のコロナ禍により、ECサイト利用者が増えたことで、詐欺被害も拡大している傾向にあります。

一般的なネットショップ運営における副業詐欺の流れは、下記の通りです。

  1. 自ら初期費用を用意し、インターネットショップを作成させる
  2. インターネットショップを運営が開始される
  3. (他の人を誘ってその人がネットショップ運営に参加した場合、紹介した人の売上の一部が収入として得られる=マルチ商法に携わることもある)
  4. 担当者から説明された通りの利益が上がらない
  5. 担当者または副業会社(運営芸者)に、問い合わせまたはクレームしようとした場合、音信不通になる

特に、たくさんの人に紹介すると何もしなくても紹介料が入るといった手法は、マルチ商法そのものですので、注意が必要です。

重ねて、初心者がインターネットショップを運営し、多くの利益を得ることは容易いことではありません。

なぜなら、インターネットショップを本格的に運用する場合、開業届を提出することに加え、次の運用費用がかかるためです。

  • インターネットサイトのサーバー契約代金(月額)
  • ドメイン費用(1年更新)《 .comなどサイトURLの維持費のこと 》
  • クレジットカード決済手数料(利用額の数%)
  • ASPカート型のシステム利用料《 ネットショップ運営に必要な注文処理・決済機能が備わったサービスのこと 》
  • 販売手数料(販売額の数%)
  • 商品の仕入れコスト
  • 集客コスト

月数十万円の利益を出す場合、上記の運用費用をまかなえるほどの売り上げが必要になります。

大きな売上を上げるのは非常に困難なため、インターネットショップの運用を軽く考えてしまうと、後悔してしまうかもしれません。

Instagramの副業詐欺の特徴

Instagramにおける副業詐欺で悪事を働こうとしているアカウントには一定の特徴が見られます。

被害を未然に防ぐためにも、代表的な詐欺師の特徴や見抜き方についてご紹介します。

ダイレクトメッセージなどで投資勧誘をしてきたアカウントに、一つでも下記の条件が当てはまっていた場合、簡単に儲け話に乗ってしまうのは非常に危険です。

個人情報を渡したり、LINEをはじめとするクローズドな連絡ツールでやり取りする前に、一旦冷静になって考えることが身を守ることに繋がります。

それでは、一つひとつ確認していきましょう。

1. 初期段階でLINEへ誘導される(無料ツール)

Instagramにおける副業詐欺の特徴に、ダイレクトメッセージ(DM)でやり取りしていたにも関わらず、話が盛り上がる前に、LINEに誘導しようとする手口が挙げられます。

詐欺師がLINEに誘導する場合、詐欺師にとって次のようなメリットがあります。

  1. 一斉送信できるため、管理が簡単
  2. 簡単に誘いに乗る相手であるのか見分られる
  3. 他のSNSと異なり、アカウントが連結しにくい
  4. 何か不都合があった場合でもブロックのみの対応で、通報されにくい
  5. メッセージの送受信内容について注意喚起されることがない

LINEを交換してしまった場合、偽の副業サイトをはじめ、副業に関する高額なセミナー・塾・情報商材などの購入・登録を勧めてきます。

インターネット上の顔のわからない相手からの投資話に乗らないことはもちろん、LINEというプライベートかつクローズドなSNSに詐欺師を招き入れないことが大切です。

2. 一般的な仕事に比べ条件が良すぎる

「毎日○分の簡単作業の副業で月○○万円」「初心者でも隙間時間にスマホ1台でお小遣い稼ぎ」「副業サイトに登録するだけで○万円プレゼント」などの、誰でも簡単に高額報酬を得られる文言は、詐欺の可能性が非常に高いです。

実はネットワークビジネス(マルチ商法)の勧誘だったり、情報商材を売りつけられる被害が続出しています。

詐欺師は、対象者(被害者)の心理を巧妙に利用し、思わず手を伸ばしてしまうような申し出を提示してくるのです。

前提として、高給を稼ぐためには、それ相応のスキルと労働力が必要不可欠です。

高額を稼ぐハードルが低く、一般的な仕事に比べ、極端に報酬が良いなど条件が異様に良いなどの場合には、詐欺案件である可能性が非常に高いでしょう。

知らず知らずのうちに、犯罪に加担している危険性もあるため、注意してください。

3.「絶対上手くいく」「必ず儲かる」など極端な表現が多い

「絶対」「確実」「必ず」など、成功を断言するような過剰な表現には、注意が必要です。

詐欺師は、思わずクリックしてしまいそうなキャッチーなフレーズを用いることで、対象者(被害者)の興味を惹きつけるのです。

先ほど、投資話を持ちかけて高額請求するという詐欺師の手口をご紹介しましたが、上記のような断定表現を用いる「断定的判断の提供」による投資の勧誘は、金融商品取引法で禁止されています。

この表現方法だけでも法律に違反している上に、詐欺師の可能性が高い傾向です。

重ねて、上記のような言葉を聞き、詐欺師の嘘を見破ってやろうと話を聞いてしまったり、矛盾点を突こうとする方も警戒が必要になります。

相手はプロの詐欺師です。怪しいなと気づいた場合は、直ちに連絡を止め、自分の身を守りましょう。

4. 事前にお金を要求してくる

Instagramにおける副業詐欺では、多くのケースで実際に副業をはじめる前に、お金を要求してくる場合があります。

初期費用と謳い、事前にお金を要求してくる場合、ほとんどの場合詐欺と考えたほうが良いでしょう。

特に下記のような費用がかかるものは要注意です。

  • 講習の教材費や情報商材費
  • 講習料・レクチャー料
  • 副業に使用する道具や備品の費用
  • 入会金・会員登録費用
  • 手数料
  • 月額使用料
  • 契約手数料
  • 情報提供料・コンサル料

高額な初期費用を支払った後に、担当者や運営会社と連絡が取れなくなるパターンが多い傾向にあります。

副業をこれから始めたいと希望している方は、案件の詳細や契約内容、担当者に確認をしたりすることで、初期費用が必要かどうかを調べましょう。

また、事前に高額な必要経費をを支払えない場合、「誰かに紹介したら紹介料が入る」といった、マルチ商法に勧誘されることもあるので、注意してください。

副業は、あくまで本業を優先し、負担のない範囲で行うのが一般的です。

クレジットカードでの高額決済や借金をしてまで契約しないことを徹底することで、詐欺被害から身を守ることにも繋がるのではないでしょうか。

Instagram副業詐欺に遭わないための対策

続いて、Instagram詐欺に巻き込まれないようにするための対策についてもご紹介します。

自分自身の身を守る意味でも、もしかしたら詐欺かもしれない、と意識しながらSNSを使うことが必要です。

詐欺から自分の身を守る基本ルールを頭に入れておくことで、詐欺被害を未然に防いだり、万が一トラブルに巻き込まれた場合でも、スムーズな対応を行えるのではないでしょうか。

詐欺被害に遭った場合は、次の対策を講じることはもちろん、後ほどご紹介する詐欺被害相談機関に報告・相談することをおすすめします。

1. 仕事内容が不明な副業をはじめない・副業求人に応募しない

仕事内容が不明な副業をはじめたり、副業求人に応募しないことを徹底しましょう。

扱う副業分野の仕組みがよく分からない場合、「契約しない」ということを徹底することが重要です。

副業でお金を稼ぐ上で、そのセクションにまつわる知識やスキルがないことで、詐欺師のトリックや「利益を保証する」などの偽情報を見抜けないことが多い傾向にあります。

また、知識不足からインターネットショップ運営のマルチ商法など、気付かぬうちに犯罪に近い行為に手を染めているかもしれません。

従って、副業を始める際には、入金(初期投資)や契約前に、正しい情報やリスク管理の方法を学びましょう。

重ねて、投資を副業に選ぶ場合、仕組みが不明瞭な投資対象には、自身の資金と将来を守るため、慎重に投資判断を行うことが大切です。

2. 副業先の会社や担当者などの写真を検索する

Instagramにおける詐欺の犯人は、ターゲット(被害者)を安心させたり、お金を奪うという目的を達成するため、あらゆる手を使ってきます。

その手法の一つが、SNSやインターネットで不正ダウンロードした他人の写真を使用していることです。

全く無関係の第三者の写真を使用することで、正体が発覚するのを防ぐ目的もあります。

SNSでの相手のプロフィール写真(アイコン)や投稿されている写真を画像検索することで、相手が詐欺師であるか判断するための手掛かりになるのです。

画像検索することで、全く同じ写真の人物が違う名前で活動していたり、同じ写真が複数枚出てきた場合には、詐欺の可能性が高いと言えます。

画像検索に加え、会社名や担当者名の検索も合わせて行うことが大切です。

詐欺師から身を守るためにも、副業をはじめる前に副業先にまつわる情報を徹底し、調べましょう。

Google画像検索方法

画像検索する場合、Googleの画像検索の機能を利用するのがおすすめです。簡単な手順となっているため、一度試してみてください。

① まずは、やり取りをしている相手のプロフィール写真を保存またはスクリーンショットしましょう。

② スマートフォンまたはパソコンのウェブブラウザ(Google ChromeやSafariなど)を開き、「Google画像検索」と検索。

③ 「画像で検索」と表示されるカメラマークのアイコンをクリックします。

④ 「ファイルをアップロード」ボタンを押し、検索したいプロフィール写真の保存した画像またはスクリーンショットを選択し、アップロードしましょう。

⑤ アップロードが完了すると、自動的に画像検索の結果が表示されます。

プロフィール写真と同じ人物の写真が検索結果に表示されている場合、詐欺の可能性が高いでしょう。

3. 副業する際は、正規の人材紹介会社を利用する

副業を始めたいと思った場合、正規の人材紹介会を利用することをおすすめします。

担当者とやり取りする上で、少しでも怪しいと思ったら連絡しないことはもちろん、高額な契約を勧誘されたり、話が違うと思ったら、きっぱりと契約を断る勇気も必要です。

まずは、紹介された運営会社が存在するのか、ホームページだけでなく、SNSアカウントまで確認しましょう。

ホームページを確認する際には、利用者数や楽に稼げるような謳い文句や「絶対」「必ず」などの詐欺の特徴がないかチェックします。

上記に加え、SNSでも、運営会の評判・口コミで検索した際、あまりに悪い口コミがないか検索することで、詐欺被害について触れられているサイトが見つかるかもしれません。

詐欺案件かどうかきちんと見分けることに加え、あなたの大切なお金や時間を無駄にしないためにも、詐欺の手口を頭に入れ、安全な副業に取り組みましょう。

Instagramの副業詐欺の解決策

Instagramの副業詐欺の解決策について、2点ご紹介します。

1. 副業詐欺会社に対し、クーリングオフを要請する

「クーリングオフ」とは、いったん契約の申し込みや契約の締結をした場合でも、契約を再考できるようにし、一定の期間であれば無条件で契約の申し込みを撤回したり、契約を解除したりできる制度です。(国民生活センターより)

クーリングオフができないのはどんなとき?

クーリングオフは訪問販売など、事業者側からの接触によって行われた契約が対象になります。

そのため、自分からサイトにアクセスして購入する通信販売や、自分から店舗を訪ねて購入するなど通常の買い物の場合はクーリングオフができません。

2. クレジットカード会社に対し、チャージバック申請と支払停止の抗弁を行う

副業にまつわる支払いをしたクレジットカード会社に「チャージバック申請」「支払停止の抗弁」を行うことも、Instagramの副業詐欺の解決策の一つです。

それでは、各項目ごとに解説します。

A チャージバック申請

「チャージバック」とは、クレジットカードユーザーが不正利用などで利用金額に対し、異議申し立てを行い、承認された場合「支払いを取り消しすること」です。

具体的には、利用料金の引落前なら利用情報の削除、引落後なら返金手続きする形で対応します。

詐欺師との返金交渉がうまく行かなかった場合には、クレジットカード会社に連絡をし、チャージバック(支払いの取り消しまたは引落分の返金)を申請しましょう。

ただし、クレジットカードユーザーが利用した可能性も考慮されることから、チャージバックに関して、クレジットカード会社が慎重になっている可能性が高いです。

そのため、詐欺被害者本人が申請しても、受理されにくい傾向が高いです。

この場合、弁護士が介入することで、円滑に手続を進められるのではないでしょうか。

重ねて、チャージバックの申請は、【カード使用から○ヶ月以内】など規定が設けられていることも多いため、早めの対応をおすすめします。

B 支払停止の抗弁

「支払停止の抗弁」とは、購入した商品が不良品や欠陥品であったなど「抗弁事由」が原因で購入元と購入者の間で問題が生じた場合、「クレジットカード会社への支払いを拒否する権利のこと」です。

「抗弁事由」とは

「抗弁事由」とは、主に次のようなケースを指します。

1商品の引き渡しや提供がない
2見本・カタログと現物や契約内容が異なる
3商品に欠陥(瑕疵)がある
4役務の提供内容に問題がある
5商品の販売や提供の条件に指定された役務の提供がない
6その他契約内容などに問題があるとき
7契約が成立していない場合、無効・取消可能な期間中

「割賦販売法」で定められている次の条件に該当した際には、支払い停止が認められ、副業詐欺の被害金の支払いが免除される可能性があります。

  • 副業詐欺会社=販売業者に対して抗弁する理由がある
  • 総支払額が40,000万円以上【リボ払い=リボルビング方式の場合、38,000円以上】
  • クレジットカードで、2ヵ月を超える2回払い・分割払い・リボ払い(リボルビング払い)・ボーナス一括払いがである

※翌月1回払いは割賦販売法の対象外です。

「チャージバック申請」「支払停止の抗弁」ともに、クレジットカード会社ごとに、申請・依頼期間に期限が設けられているケースが多くを占めるため、早めに対応することが重要です。

すぐに金融機関へ連絡を

「Instagramの副業詐欺」であることが判明し、詐欺師の指定口座にお金を振り込んでしまった場合は、振込先の金融機関とのやり取りを行うことになります。

疑わしい口座なら銀行判断で口座凍結が可能

一般社団法人 全国銀行協会では、全ての銀行へ向け、「事務取扱手続」を通達しています。

この通達により、振込先の銀行判断で詐欺であると確認できた該当の口座を凍結(口座への出入金の停止と口座自体の解約)させることが可能です。

次のケースでは、すみやかに口座が凍結される可能性があります。

凍結口座の残金は被害者に分配される

犯罪利用された疑いのある該当口座が一定の条件を満たすと「被害回復分配金」=凍結口座の残金を受け取ることが可能です。

被害回復分配金受け取りの流れ

詐欺被害者の被害回復分配金受け取りの流れについてご紹介します。

ただし、該当口座の口座残高により、受け取り金額が異なるため、被害額を全て受け取れるわけではありません。

重ねて、詐欺被害者が複数人いる場合、被害回復分配金は被害額に応じ、各被害者に配分されます。

詐欺師がすでに口座からお金を引き出してしまっており、口座残高が1,000円未満の場合、受け取りができないことをご了承ください。

1. 犯罪に利用された口座が凍結される。

2. 預金保険機構のホームページhttps://furikomesagi.dic.go.jp/】に該当口座の情報や口座名義人の氏名などが公開される。

3. 公開後、60日以内に口座名義人(=詐欺師)から「自己の権利行使」を主張する届出がない場合、預金の権利が消滅する。

4. 被害者からの「被害回復分配金支払申請」の受付が開始される。

5. 被害者は、90日の被害回復分配金支払申請の期間中に、振込先の金融機関に対して申請をする。

6. 金融機関が支払該当者を精査し、被害回復分配金受け取りとなる。

詐欺被害者が被害回復分配金を受けるための条件

詐欺被害者が被害回復分配金を受け取るためには、次の条件を満たしている必要があります。

  • 被害回復分配金支払申請を行っていること
  • 指定期間中に、振込先の金融機関へ申請すること

救済を受けられないケース

現金を詐欺師に手渡しした場合、救済措置の対象から外れるので、ご注意ください。

なお、現金をレターパックなど、現金書留以外の方法で郵送した場合、郵便法違反に該当し、罰金刑または懲役刑などの罪に問われる可能性が非常に高いです。

現金書留以外の方法で郵送してしまった際には、郵便局に追跡番号を伝え、すぐに配達をキャンセルしてもらいましょう。

Instagramの副業詐欺の主な相談窓口

Instagramの副業詐欺について相談できる機関についてもご紹介します。

万が一トラブルに巻き込まれた際には、早急に下記の窓口にて助けを求めてください。

1. 国民生活センター・消費者ホットライン

「国民生活センター」とは、国が運営する、消費者のための独立行政法人です。

消費者のための情報提供や調査・研究、消費者トラブルに関して法的解決手続も行っており、専門の相談員からアドバイスをもらえます。

Instagramの副業詐欺については、専門の相談員から適切な対処方法についてアドバイスがもらえたり、犯人の連絡先が判明している場合には、間に立って連絡を取ってもらえることも。

国民生活センターでは、電話での無料相談も可能なため、今後の対応について、アドバイスを仰ぐのも一つの選択肢ではないでしょうか。

消費者ホットライン

Instagramの副業詐欺について、どの機関に相談すれば良いかわからない場合、最寄りの相談先を紹介してもらえる消費者ホットラインに問い合わせましょう。

地方公共団体が設置している身近な消費生活センターや消費生活相談窓口を紹介してもらえます。

  • 電話番号:188
  • 受付時間:相談窓口により異なる
  • 通話料金:無料

2. 警察

詐欺行為は「詐欺罪」に該当し、不正な金銭を銀行口座から引き出すことで、「窃盗罪」にも問われるなど、厳しい処罰を受けるれっきとした犯罪行為です。

また、単独ではなく、詐欺グループと関与して犯罪収益を受け取ることで「組織犯罪処罰法」の違反にも該当します。

警察に相談することを躊躇せず、電話口の相手に冷静に次の情報を伝えましょう。

  • Instagram副業詐欺に遭った流れ
  • 被害額・振込先
  • 詐欺師の情報(詐欺師のSNSアカウントや特徴など)
  • 現在の状況

相談する際には、「#9110」に問い合わせることをおすすめします。

こちらの番号に詐欺被害を報告することで、相談内容に準じて、関連部署が連携して対応し、指導・助言・詐欺師への警告・検挙などの措置を行ってもらえます。

※「110」は、すぐに警察官に駆けつけてもらいたい緊急の事件・事故などを受け付ける通報ダイヤルです。

3. 弁護士

Instagramの副業詐欺に遭い返金を求める場合、法的観点からのアドバイスが役に立つこともあります。

弁護士には、法的関連で対応可能な業務や裁判所・審理の制限がないため、相談者の状況に最も適した手段で問題解決へ向けてアプローチすることが可能です。

煩雑な手続や書類作成を代行してもらえたり、金融機関との交渉や被害者本人では詐欺師が応じない場合も、代理人として介入することでスムーズに借金問題を解決できたりすることもあります。

直接出向かなくても、LINEやフリーダイヤルでの電話相談を無料で受けてくれる法律事務所もありますので、活用してみるのも一つの手ではないでしょうか。

法律の専門家である弁護士の知識と経験を頼りに、Instagramの副業詐欺への適切な対応策を見つけましょう。

Instagramの副業詐欺被害が拡大する前に弁護士に相談しましょう

1. 「最適な解決方法」で問題解決へアプローチ

先程もご紹介しましたが、法的観点から相談者に最も適した解決方法を提案してもらうことが可能です。

法律のプロに、法的観点から冷静に状況を分析してもらい、今後どうするべきかアドバイスを仰ぎましょう。

また、弁護士には、詐欺事案に関する業務の幅に制限がないため、裁判へ発展した際にも、迅速な対応を行えます。

状況に適した対策を講じることで、Instagramの副業詐欺の解決へ向けて、効率的にアプローチができるのです。

特に、詐欺事案の解決を強みにしている法律事務所であれば、経験豊富で相談実績も多く、相談者にとって心強い存在になってくれるのではないでしょうか。

2. 被害金の返還請求手続を代理してもらえる

詐欺師から返金を求める場合、つまり詐欺問題解決には、スピード感を持って対処することが大きな鍵となります。

しかし、警察や消費者センターでは迅速かつ具体的な対応を望めません。

その理由に、詐欺事件の捜査や犯人の逮捕は可能ですが、被害金の返還請求は管轄外であることが挙げられます。

一方で、弁護士は、専門知識を要する被害金の返還請求を請け負うことが可能です。

詐欺師と交渉する場合、弁護士が介入することで、円滑に物事を進められるのもメリットではないでしょうか。

3. 刑事告訴の手続をサポートしてもらえる

加害者を刑事告訴する場合、その手続には法的知識に加えて、警察とのやり取りにおける独自のノウハウが必要不可欠です。

弁護士に依頼することで、内容証明の送付や警察への被害届提出、その後の対応まで一任できるなど、スムーズな問題解決や気持ちの負担を軽減する一助となるのではないでしょうか。

また、刑事告訴するにあたって、必要な書類の準備や作成まで請け負ってもらえるため、相談者の時間と手間を削減することにも繋がります。

法律の専門家である弁護士の知識と経験を頼りに、あなたにとって最適な対応策を見つけましょう。

 

まとめ

「収入を増やしたい」「キャリアの可能性やスキルの幅を広げたい」「起業したい」「自己実現・表現を追求したい」など、プラスのモチベーションがきっかけではじめる方が多い副業。

しかし、Instagramという身近なツールを通し、その真理に漬け込んだ悪質な詐欺が多発しているのも現実です。

詐欺に遭った場合、多額の金銭を失ってしまったことはもちろん、自身の目標や夢が絶たれてしまったのではないかとパニックになり、冷静な判断が下せなくなってしまうケースも少なくありません。

さらには、詐欺であることが判明したにも関わらず、解約料や違約金の請求に応じてしまう方や個人情報を拡散すると脅され、追加の振り込みをしてしまう方もいらっしゃいます。

一度も出会ったことがない相手から副業にまつわる金銭のやり取りを提案された場合は、一旦踏みとどまって、支払いについて考える必要があります。

人のニーズを巧妙に汲み取ったような、“うまい話”には裏があることを念頭に置きましょう。

詐欺であるか判断が難しい場合や違和感を感じた場合、まずは信頼できる人に相談することが重要です。

身近な人に打ち明けづらい場合はもちろん、これ以上被害を拡大させないためにも、警察・消費センターなどの公的機関や弁護士などの専門家に相談し、アドバイスをもらうことが、詐欺被害解決への多いな一歩に繋がるのではないでしょうか。

※こちらの記事は、2023年8月3日時点の情報です。

お問い合わせ先

【XP法律事務所】

  • 代表弁護士:今井 健仁(第二東京弁護士会)
  • 所在地:〒104-0061 中央区銀座1-15-4 銀座一丁目ビル13階
  • TEL:0120-239-235(詐欺問題専用番号)
  • ホームページ:https://sagihigai-henkinsoudan.jp/illust02/02/g/lad/

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